ホワイト企業の雇用定着

面倒な人を抱え込まない3つの勘どころ

「悪い人じゃないけど…」「何を考えているのか??…」、せっかく採用したのに。

鳴かず飛ばずの新入社員。
だったら、さっさと退職してくれればいのに、こういう人に限って・・・。

結局、こういう人が一人いることにより、経営者はもちろんのこと、周りが振り回され、無駄な時間、経費を費やすことになります。

そうならないためには、雇用の入り口である「募集段階」「面接段階」、そして「採用段階」での見極めが何よりも大事です。

面接をしたくない履歴書7つのタイプ

中小企業は以前から、通年退職・通年採用が主流です。ハローワーク、求人情報誌、インターネットなど求人の媒体は多様化しても、採用方法は、やっぱり面接が多いようです。

ただ、最近は事前に履歴書を送付していただき、書類選考のうえ面接するところが増えてきました。

そこで、面接をしたくない履歴書を、7つのタイプにまとめてみました。ただし、あくまでホワイト企業社会保険労務士事務所の独断と偏見によるところが多く、また形式的な判断です。

その1 写真が貼ってない

写真を貼るべきところに写真を貼っていない。または、スナップ写真で簡単に済ませている。写真のウラに氏名を書くぐらいの用心深さがあると良いのですが…。

その2 修正液で訂正してある

慣れない履歴書を書くのだから、間違いもあるでしょう。しかし、修正液でごまかすのは少々具合が悪いです。間違いは間違いとして堂々と訂正するか、書き直すぐらいの気持ちが欲しいところです。履歴書を灯りにかざせばすぐ分かります。仕事の失敗は修正液では訂正できないのですから…。

その3 履歴書に空欄が多い

履歴書はある意味”試験問題の解答用紙です”。書くべきところを空白にするのはいかがなもんでしょうか? とにかく埋めるべきです。特に、志望動機が書いていない、ということは何故、御社へ応募したのか意図がわからないです。作成日の書いていないのも気にかかります。

その4 学校卒業後定職についていない人

学校卒業後、長期間アルバイトや官公庁の臨時職員のみしか経験していない人は、何となくですが、粘り強さの点で気になります。御社への就職も臨時のつもりでは困りますよね。

その5 誤字・脱字の多い人

誤字・脱字・当て字の多い人は、特に事務職では致命的です。例えば、”茨城私立”○○高校卒業、と書いてくる人は要注意です。こんな高校は無いのですから。それと字の乱雑な人、手抜き字の人もNGです。

その6 郵便料金不足の人

とても失礼な人です。不足するかもしれないときは、多めに貼っておくものではないでしょうか?特に、自分の履歴書を相手に見てもらおうと考えるのなら、当然この程度の配慮は必要です。仮に採用しても、こんな人はこんなミスを繰り返す可能性が高いかもしれません。

その7 送付封筒に差し出し人名が無い人

電話をかけて自分の名前を名乗らないような人です。履歴書作成に全精力をつぎ込んだのでしょうか?間が抜けている人です。もし、送付のあて先を間違えていたら、この履歴書は迷子になってしまいます。やはり、封筒のウラには住所・氏名を書くべきです。

以上、7つのタイプにまとめ好き勝手なことを書きましたが、いかがでしょうか?
「履歴書持参、即面接」では、これだけのことを、その場で見抜くのは至難の業です。

また、冒頭で述べたように、これはあくまで形式的な判断基準です。履歴書はメチャクチャでも、優秀な人がいるかもしれません。

従業員募集しても、なかなかいい人が集まらないと、適当なところで手を打ちたくなりますが、本当にそれで良いのでしょうか?

「厳しく採って、暖かく雇用する」そんな姿勢を持ち続けたいものです。