フェンシングエペ金

茨城県水戸市の社会保険労務士、大泉敦史です。

皆さんご存じのとおり、今回の東京オリンピックで

フェンシング男子のエペ団体が金メダルに輝きました。

実は、オイラも大学1年から30歳になるまで

フェンシングのエペ選手でした。(エペ陣)

今回は、フェンシングのエペという種目について

詳しくお伝えしていきたいと思います。

まずは、ルールですが、とても簡単です。

競技者の頭から、足の先まで、どこを突いても

得点になります。つまり全身が有効面です。

一秒でも早く相手より先に突けば得点になります。

ただし、自分と相手が同時に突いた場合は

自分も相手も同時に得点になります。

簡単で分かりやすいですね。

一方、日本で最もポピュラーなのが

北京、ロンドンで銀メダルに輝いた

フルーレという種目です。

胴体にメタルジャケットというものを装着しますが

このジャケット部分のみが有効面(得点)となります。

(メタルジャケット↓事務所内にかざっております)

北京、ロンドンで活躍された太田雄貴選手が

剣をしならせてメタルジャケットの

肩や背面を突くのが得意でした。

フルーレの場合は、さらに…

自分と相手のどちらに攻撃優先権があるか

というのも審判によって判断されます。

つまり、ルールが複雑なのです。

中小企業の人事制度にも当てはまりますね。

複雑な人事制度よりも運用重視の

シンプルな人事制度みたいな…。

もちろん、エペ陣だったオイラは

シンプルな制度設計が得意ですが…(笑)

続いて、相手と戦うための剣の説明です。

上の写真は、にぎり(グリップ)の部分が

ピストルの様な形になっているエペ剣です。

この型のにぎりをベルギアンといいます。

相手の剣を捉えて攻撃したり、接近戦などに

向いているにぎりです。日本代表の団体決勝

最後のポイントが接近戦でした。

何度も映像が配信されたので

ご記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?

実は、オイラは相手との接近戦はあまり得意ではなく

どちらかと言えば、間合い(距離)を取って

戦うタイプでした。

そんなスタイルに向いているのが、

上の写真のフレンチというにぎりです。

にぎり(グリップ)の部分が

直線の棒のような形になっています。

相手との距離を取るために、棒の端っこを

持って剣を長く使うことも可能です。

ちなみに…エペ剣のお値段は、いくらかといいますと…。

剣のフルセット(一本の剣を構成する道具すべて)で

ピンからキリまでありますが、一本あたり2万円から

4万円ぐらいです。試合中に剣が折れることや

故障することもありますので、常に予備剣は

2~3本は持っていなくてはなりません。

さらに、マスク、防具、靴、靴下、手袋、専用の電気コード

防具を入れる専用のバッグ等、一部日本製もありますが

ほぼ外国製(ヨーロッパ)なので、基本的に値段が高いです。

(親が大変なんです)

今回の金メダルで、競技人口が増えることを期待しています。

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